この記事は「財閥家の末息子」の視聴感想です。
ソンジュンギ主演。首都圏での最高視聴率が30%を超えた、2022年の大ヒットドラマ
財閥グループの陰謀によって命を断たれた主人公が、過去に戻って“財閥の末息子”として移り変わり、財閥グループに復讐していくストーリー
主人公と、欲にまみれた財閥家の人々が、財閥グループの後継者をめぐってそれぞれ画策し、火花を散らし合う姿に、ストーリーの続きが気になって仕方なくなるドラマでした。
財閥モノや、ドロドロ劇好きにはたまらない作品です。
財閥家の末息子 作品情報とあらすじ
作品情報
ソンジュンギ主演&豪華キャストの出演ということで放送開始前から韓国だけでなく日本の韓ドラ民の間でも話題だった「財閥家の末息子」
放送開始後も反響は大きく、初回6.058%でスタートした視聴率は回を追うごとに上昇。
最終回は自己最高視聴率となる26.9%(全国)を記録し、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の視聴率を超えて2022年の最大級ヒットドラマとなりました。
ソンジュンギ主演と聞いて期待はしてたけど、想像を上回るヒットでびっくり。確実に結果出してくるソンジュンギ。やっぱすごぉ。。。
- 作品タイトル
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財閥家の末息子 (原題:재벌집 막내아들)
- 英語タイトル
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Reborn Rich
- 放送局
- 放送期間
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2022年11月18日〜2022年12月25日
- 話数
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全16話
- 演出
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チョン・デユン (彼女はキレイだった/W-二つの世界-)
- 脚本
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キム・テヒ(トキメキ☆成均館スキャンダル/ビューティフルマインド)
「財閥家の末息子」が観れる動画配信サービス
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あらすじ
大企業スニャングループで、チーム長として働いていたユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ)
会社からの任務を遂行するために訪れたトルコで何者かに捕まり、崖から落とされてしまう。
それはスニャングループを経営するスニャン財閥の誰かによって指示された陰謀だった。
死んでしまったと思ったヒョヌだったが、目を覚ますと、そこは1980年代の韓国だった。
しかもユン・ヒョヌとしてではなく、スニャングループ会長、チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)の三男の末息子チン・ドジュンとして目覚めたのであった・・・。
財閥家の末息子 キャスト
ソン・ジュンギ(ユン・ヒョヌ/チン・ドジュン役)
笑顔を見せず、自分の心をどこかに置き忘れてきたような虚無感を感じさせる40代の男、ユン・ヒョヌ。
飄々としていて、優しい笑みを浮かべながらも、頭の中では何を考えているのか分からない20代の男、チン・ドジュン。
そんな全く性質の違う人物を、一人二役で演じたのがソン・ジュンギ。
演技のうまさや肌のきれいさもあってか、撮影当時の年齢が37歳にも関わらず、20代の役もほぼ違和感なく見れました。
- 『トキメキ☆成均館スキャンダル』
- 『太陽の末裔』
- 『アスダル年代記』
- 『ヴィンチェンツォ』
出演するドラマは全てヒットする!?安定の高視聴率俳優♪
イ・ソンミン(チン・ヤンチョル役)
チン・ヤンチョル…スニャングループ会長でチン・ドジュンの祖父。
お金や会社のためなら、たとえ自分の子供や孫にも容赦しない冷血な人物。
そんなチン・ヤンチョルを演じたのがイ・ソンミン。
イ・ソンミンさん、撮影当時の年齢が54歳だったんですね。
おじいさん役をするにはまだ若い年齢なのに、見た目、佇まい、しぐさ。声色などすべてにおいて、大企業のトップに君臨する、威厳ある70代のおじいさんにしか見えませんでした。
ソンジュンギの20代もすごいけど、イ・ソンミンのハラボジ役のほうがもっとすごい!
- ミセン 未生
- リメンバー
- 刑事ロク 最後の心理戦
シン・ヒョンビン(ソ・ミニョン役)
ソ・ミニョン。通称「スニャングループの死神」と呼ばれる検事。
スニャン財閥という大きな権力に屈せず、不正を暴こうとする正義感の強い女性をシン・ヒョンビンが演じています。
- 賢い医師生活
- あなたに似た人
- 怪異
その他の主な登場人物
チン・ヨンギ(ヤンチョルの長男) | ユン・ジェムン |
チン・ドンギ(ヤンチョルの次男) | チョ・ハンチョル |
チン・ファヨン(ヤンチョルの長女) | キム・シンロク |
チン・ユンギ(ヤンチョルの三男) | キム・ヨンジェ |
チン・ソンジュン(ヨンギの長男) | キム・ナムヒ |
モ・ヒョンミン(ソンジュンの妻) | パク・ジヒョン |
財閥家の末息子 見どころ&感想
復讐劇や、財閥の後継者争いなど、全体的には重ためでしたが、続きがどうなるか分からないストーリー展開が面白くて、ドキドキ。テレビの前で思わず前のめりになって視聴してました。
前半は、ドジュンが大学生だったこともあり、ドジュンとチン・ヤンチョルの駆け引きや、ヒョヌと家族との物語、ドジュンとミニョンの恋模様など、わかりやすいストーリー展開が楽しめます。
物語の後半、ドジュンが投資会社の幹部として働き始めてからは、投資や、株の売買、実際にあった韓国の歴史などが大事な話の筋として絡んでくるので話がじゅうぶんに理解できないところもありました。
無知な私にはとりあえず、難しかった
株のことや韓国の歴史に詳しければ、このドラマをもっと理解でき、さらに楽しめたと思います。
このドラマの見どころは9割、ハラボジ!
正直、イ・ソンミン演じる“ハラボジ”こと、スニャングループ会長チン・ヤンチョルがいなければそこまで面白さは感じなかったかも・・・。
そのくらいこのドラマでのチン・ヤンチョルの存在感は大きかったです。
この方が登場するだけで、一気に緊張感のある空気に変わるという・・・。
はじめて登場したシーンのチン・ヤンチョルの目つきの怖さ。
寝っ転がって見てたのに思わず、起き上がって背中ピーンッてなりましたよ(笑)
“仕事はできるけど、大らかで優しいお祖父さん像”を勝手に想像していた私、甘かった・・・。めちゃくちゃ厳格で威厳のあるハラボジでした・・・。
一見するとありきたりな後継者争いのストーリーになるところを、チン・ヤンチョルがいることで重厚感のあるドラマに仕上っていました。
特にストーリー後半、ビデオに映されたイ・ソンミンの演技がすごすぎて。ゾワゾワーってなるくらい、鳥肌モノでした。
イ・ソンミンの演技を見るだけでも価値があります。
ドジュンの痛快な復讐劇
ドジュンとして、未来から過去に戻ったヒョヌなので、近い未来に起こることが手に取るように分かります。
だからこそどんな時でも正確な判断で次の一手を出すことができ、敵に対して一泡ふかすことが出来ました。
「なるほど、そうくるか!」と、ドジュンが次々と、スニャングループに復讐していく過程が見ていて痛快でした。
未来が分かるから、ある意味無敵なドジュン。
ドジュンとして生きはじめたヒョヌの運命のゆくえ
「財閥家の末息子」は、”陰謀によって罠にはめられたヒョヌが、過去に戻りドジュンとして人生を再生させる。”
という、ファンタジー要素の入った物語。
スニャングループへの復讐のために生きるヒョヌの人生が最終的にどうなっていくのか?
ドジュン(ヒョヌ)の運命のゆくえがこのドラマの一番のテーマだと思い視聴していました。
「ドジュンはスニャングループを手に入れることができるの?」
「ヒョヌを陥れた犯人はだれ?」
ドラマを見ている間、ドジュンの行く末がずっと気になり、次の放送が待ちきれなかったです。
だからこそ、ラスト2話の展開には、気持ちがついていけず、落胆の気持ちが大きくなりました。
こんな結末になったらがっかりだなと予想していたことが現実になったのでちょっと残念でした。
謎な部分も多く、見る人によって受け取り方が違って感じる結末に、モヤモヤ感が否めなかった・・・。
最終回の結末には韓国でも賛否両論あったようです
とはいえソン・ジュンギ、イ・ソンミンをはじめとする演技派の出演者たちが繰り広げる後継者争いや、駆け引きはとても見応えがありました。
気軽に見れる軽めのドラマを求めているとちょっとしんどいですが(笑)、複雑な人間模様を表した社会派ドラマを求めている人には、たまらない。そんなドラマでした♪
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